お葬式の費用が安い葬儀会社は?お葬式にかかる費用と葬儀会社を選ぶポイントについて解説!

定年を迎え、一段落落ち着いたシニア世代にとって、第二の人生を謳歌したい所ですが、人生の終わりに向けた準備となる終活も考えなくてはなりません。

終活の目的は、今後の人生を自分らしく生きること、また生前整理やご自分のお葬式の準備など家族に迷惑をかけないという2つの目的があります。

特にお葬式の準備は自分のためだけでなく、配偶者やご家族に負担とならないよう配慮しておきたいものです。

この記事では、極力お葬式にかかる費用を抑え、事前に準備を行っておきたいという方に向けて、お葬式の費用や葬儀会社の選び方について解説します。

これから準備を始めようと考えている方はぜひご一読ください。

お葬式にかかる費用は?

お葬式に係る費用は、社会的な地位やお住いの地域との繋がり、住んでいる地域性によって弔問客の人数が多いと予想される場合、お葬式の規模は大きくなり費用も膨らみます。

しかし、ご自身が生前に望んだお葬式にするには、本人の意思をご家族が伝えておくことが大切です。

ではお葬式にかかる費用は、どの程度かかるものなのでしょうか。

一般的なお葬式(一般葬)と費用を抑えた家族葬、一般葬や家族葬以外のお葬式について見てみましょう。

一般的なお葬式の費用

一般的なお葬式、一般葬は家族・親族だけでなく友人・知人・職場関係の人に参列していただくお葬式で、通夜と告別式を2日間かけて執り行います。

お葬式の費用は施設を利用する費用、通夜・告別式を行う費用、参列者へのおもてなし費用、僧侶へのお布施などが必要です。

なお、会場の大きさや祭壇の種類などにより、実際にお葬式にかかった費用は約100~200万円と幅があります。

家族葬が増えている

近年、家族や親族、親しい友人のみで執り行う家族葬が増加傾向にあります。

故人の高齢化や核家族化により喪主や親戚、知人も高齢化により参列できない、また親戚付き合いの希薄化によるものが大きな要因です。

また、故人が生前、家族や親戚だけで執り行って欲しいという要望が強くなっていること、お葬式の費用を抑えたいといった理由も要因の一つです。

一般葬や家族葬以外の葬儀もある

一般葬や家族葬以外にもお葬式の種類があります。

お葬式の種類ごとの特徴と費用の相場は一般的に次の表のとおりです。

お葬式の種類 特徴 費用の相場
一般葬 家族、親族だけでなく、地域や知人、友人、職場関係の人にも参列していただく葬儀 約100~200万円
家族葬 家族を中心に、親族、親しい友人のみで執り行う葬儀 約80~100万円
一日葬 通夜や法要を行わず、葬儀、告別式、火葬を1日で執り行う葬儀 約40~60万円
直葬 通夜、葬儀、告別式を行わず、火葬だけを執り行う葬儀 約20万円

お葬式の費用を抑えるには?

お葬式にかかる費用は葬儀内容や葬儀に係る費用に関する知識を持たずに葬儀会社に依頼してしまうと、予想以上に出費が膨らみ、高額になることもあります。

葬儀費用を抑え故人が望むお葬式を執り行うためには、事前にさまざまな情報を集め、備えておくことが大切です。

特に次の3つのポイントを押さえておく必要があります。

お葬式の種類を決めておく

最初にお葬式の種類を決めておくことが大切です。

故人の遺志を予め確認されている家族はその遺志に沿ったお葬式となりますが、故人の遺志を知らずに執り行う場合は家族の判断に委ねられます。

以前から友人や知人が多い場合は一般葬、友人や知人が少なく親戚や親しい友人など限られる場合は家族葬と考えるのが一般的です。

ただし、必ずしも豪華なお葬式を故人が望んでいるとは限りません。

お葬式の種類で費用が大きく変わりますので故人が一般葬を望んでいない、また故人の遺志がない場合は、家族に負担の少ない費用の安いお葬式で考えておくと良いでしょう。

お葬式のプランを決めておく

お葬式の種類が決まれば、次にプランを考えましょう。

葬儀費用は大きく分けて葬儀そのものの費用、接待や返礼品にかかる費用、僧侶など宗教者のお布施などにかかる費用の3つです。

お葬式は小規模で質素な内容になるほど費用は安くなりますが、葬儀一式をセットプランとして用意している葬儀会社もあります。

お葬式のプランは参列される方の人数を予め想定し、大まかな費用を知っておくことが必要です。

葬儀会社を決めておく

葬儀会社選びは、お葬式のトラブルを回避するために重要です。

家族が亡くなると親戚や知人、職場などへの連絡でお葬式の準備より対応に追われることになり、葬儀会社の決定が後手になります。

可能であればいくつかの葬儀会社に事前に相談、プランなど比較検討し家族で決めておけば、慌ただしく時間に追われることは避けられます。

安い費用のお葬式を決める際の注意点

安くお葬式を済ませたいという考えに囚われるとお葬式本来の目的を見失い、家族や親族が満足できないお別れとなる可能性があり、後悔が残ります。

できれば事前の準備をしっかり行っていくことで、費用が安くても安心してお任せできるお葬式を考えておきたいものです。

ここでは、費用の安いお葬式を決める際の注意点をまとめました。

配偶者、家族の承諾を得ておく

お葬式の費用を抑えたい、家族の経済的負担を減らしたいとお考えの方は本人の希望を配偶者や子供に伝え、承諾を得ておくことが大切です。

お葬式の生前予約をしていることを配偶者や子供が知っていれば、落ち着いてお別れの時間に向き合えます。

お葬式にお呼びするご住職を決めておく

お葬式の準備は慌ただしい時間の中で決めることが数多くありますが、ご住職をお呼びすることも忘れてはなりません。

ご住職はお葬式から火葬場まで、とても大きな役割を担っています。

宗派ごとに決まりごとはありますが、以前からお願いしている場合を除き初めてご住職をお願いする場合は、葬儀会社と相談しておきましょう。

参列者を決めておく

遺族が故人の遺志を尊重し、どのようなお見送りをするのか考えておくことも大切です。

お葬式の規模を小さくしても参列者が多いと、予期せぬ出費は避けられません。

お葬式までの慌ただしい中で参列者を決め、連絡するにはそれなりの時間が必要です。

参列者を事前に決めておれば時間や心にゆとりができ、参列者への心遣いにもなります。

お葬式の費用の支払い方法を決めておく

葬儀会社などの準備も整い葬儀の種類やプランも決めれば、お葬式の費用の支払い方法についても確認が必要です。

お葬式の費用の主なものは式場利用料、祭壇、参列者の料理など、意外に出費はかかります。

家族は葬儀会社から費用に関して納得するまで説明を受け、支払い方法についても確認しておけばお葬式が終わった後のトラブルは避けられます。

なお、支払いで不安がある場合、後払いも可能か葬儀会社に可能な限り、本人や家族の意向を伝えておくことも大切です。

良い葬儀会社を選ぶポイント

お葬式の費用が安く本人や家族が納得する良い葬儀会社を選ぶポイントは、複数の葬儀会社に見積りを依頼し、比較しておくことです。

見積りの費用が安くてもお葬式を執り行った後に追加費用が必要になれば、決して費用が安いお葬式とは言えません。

また、葬儀会社の対応にも注意する必要があります。

ここでは、良い葬儀会社を選ぶポイントを3つ紹介します。

お葬式の見積りは明確か?

良い葬儀会社を選ぶポイントの1つ目は、葬儀費用を明確にしていることです。

葬儀会社によっては後から追加料金が発生し、支払いを要求される場合もあります。

費用が安いお葬式は最低限のセットプランを提示することが多く、追加費用まで説明がない可能性があるのです。

葬儀プランは最低限必要なもの、追加費用が発生するものを明確に提示し、安心感が得られる葬儀会社を選びましょう。

スタッフの対応は良いか?

良い葬儀会社を選ぶポイントの2つ目は、スタッフの対応が良いことです。

安い葬儀会社ではスタッフの質が低い恐れがあり、後味の悪いお葬式になることも考えられます。

お葬式の準備からお見送りまで携わり、周囲に気配りを忘れない信頼できるスタッフが在籍する葬儀会社を選ぶことも大切です。

スタッフの説明に納得できたか?

良い葬儀会社を選ぶポイントの3つ目は、スタッフの実績や知識が豊富で、遺族が納得する説明が受けられることです。

お葬式に対する不安を払拭してくれるスタッフは頼れる存在です。

安心してお葬式を依頼できる葬儀会社の基準として、遺族に質問に対して的確に回答し、悩みも共有するスタッフが在籍していることになります。

費用を安く抑えられる葬儀会社選びに迷ったら?

複数の葬儀会社の見積りで比較検討する際、葬儀費用が大幅に変わらない場合はセットプランやオプション料金が明確で対応スピードが速い会社は信頼できます。

反対に遺族の要望を満足に聞かず、契約を促す葬儀会社はお勧めできません。

葬儀会社選びに迷ったら、品質や実績がある「小さなお葬式」「よりそうお葬式」に一度、相談することをお勧めします。

小さなお葬式

葬儀費用を抑えた5つの家族葬プランを用意しており、必要であればオプションも追加できます。

24時間、365日対応の専門スタッフに些細なことでも気軽に相談でき、最適なお葬式を提案してくれます。

また斎場も全国に対応しており、お近くの式場を探すなどのご要望に応えられることも特徴です。

よりそうお葬式

葬儀費用を抑えたプランを用意し、品質も落とさず、低料金でお葬式が執り行えます。

事前の資料請求や相談でお葬式費用の割引があるのも特徴です。

特筆すべきはお葬式の内容に満足できなかった場合は、プラン料金の全額返金保証を約束していることです。

また、お葬式後も法事・法要、仏壇、墓地などをワンストップでサポートする体制も整っています。

まとめ

年配の方の中には、お葬式の事前準備は不吉だという考えを持つ人もいます。

しかし、配偶者や家族にとっては亡くなった本人の遺志も分からず、蓄えもない状況でのお葬式は不安です。

特に急なお葬式の場合、葬儀に慣れていない人にとっては不安ばかりで満足できない葬儀になる可能性もあります。

また、本人だけでなく、配偶者や子供も納得しておかないと予想以上に費用がかかってしまいます。

お葬式の事前準備に少し抵抗を感じている方もご家族のために、一度話し合う機会を持ち、後悔のない納得のいくお葬式を考えてみてはいかがですか。

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